時給764円

自転車は通勤で、ハチロクとは腐れ縁で、ドリフトはたしなむレベルで、カメラはドリフトばっかり撮ってます。

ゴードンマレーT25はどこに行ったのだろう

もうだいぶ前の話になっちゃいますが、ゴードンマレーT25 というコンセプトカーがありました。

www.autocar.jp

軽自動車より小さくて、軽自動車より軽くて、軽自動車より燃費がよくて、軽自動車より安価なシティコミューター 非常に興味あったんですよねー、ちょっとほしかったですよ。

なんていっても、RR(というよりミッドシップに近いかな?)であることが車好きな僕にはそそられましたね。これでFFだったらまったく欲しくないですが。

なんと2010年の話

そうなんです、もうあれから6年もたってます

response.jp

実車なしの発表ならその前の2009年ですね。

僕は当時は新車で80万程度という記事を読んだ記憶があり、微妙な価格だなー60万ぐらいならこの面白車絶対にほしいのにー、とか思った記憶がありますね。

車重が600kg以下、660ccのNAエンジン、RRレイアウトの2駆、センターに運転席があるマクラーレンF1と同じスタイルの3人乗り。 これなら通勤や街乗りから、ジムカーナとかも本気で走らない限り楽しいかも知れないと思ってました(本気で走ると横転しそうですけどね)

燃費に関しても、26km/Lと発表されてましたが、600kg以下の車重から考えて、特殊な技術が採用されていなくても常用で20km/Lぐらい走りそうな気がしてました。軽いことは燃費を稼ぐにはもってこいですよ、最近の軽が色々なアイドルストップやらなんやら色々機能つけているのに、ゴードン・マレーT25は何もなしでカタログスペックが同じレベルですからね。(国産の燃費の悪い4WDターボと同じぐらいですが、逆に言えば重くて馬力があって駆動ロスの多い4WDターボのハイルーフワゴンタイプの軽がある意味すごい進化したと思います。一昔前なら10km/L走るか怪しいものでしたから)

しかし、期待していたのにぜんぜん販売するという話はなかったですよね…

ヤマハMOTIV

実はゴードン・マレーが関係していたということでしたね。

gigazine.net

格好はこっちのほうがより普遍的でいいと思うんですよね。ただ、排気量が1000ccとかでは日本ではまったく持ってメリットの無い車になっちゃうじゃないですか。まあ、海外市場がターゲットであるんでしょうけど…

そういえばMOTIVはドアが普通の横開きですよね、絶対こっちのほうがいいと思うんですよ。T25のようなカウルをパカっと前に開ける方法では雨の日だと室内ぬれちゃうじゃないですか…

2019年に市販予定とか言われてますが、遅すぎな気がしますが、それともその時期になにか法律が変更になるのか…

実はゴードン・マレーのほうもプロジェクトは継続していたようで

燃料会社のシェルと組んだようですよ。内燃機関マツダスカイアクティブのおかげか、さらに進化を狙って熱い分野なんでしょうね。後藤治の名前もあるようです。

www.autocar.jp

blog.livedoor.jp

カラーリングはまあコンセプトカーであるからまあいいとして、やっぱりカウル方式の前開きなんですね。だから雨の日どうするのかと…

エンジンが三菱製の660ccベースということですが、発表当時は問題なくても、つい最近大問題になった三菱の軽のエンジンですよ…いきなり先行き不安ですね、可哀想すぎます…

とりあえず日本ではメリットが無い

大昔にドイツで見た景色では、駐車場がなくて道路端が駐車場のかわりになっているように見えるところもあって、たぶん欧州ではそういうところが多いんでしょうね。

clubmini.jp

もしそうだとしたら、通常の一台分のスペースで3台止めれるこのシティコミューターは非常に使い勝手が良い車になる可能性があるわけですよね、スマートがそこそこ人気があるのも頷けます。

ところが、日本では基本的に道路は道路であり駐車スペースではありません。また、古いと言っても自動車社会になってからの建物がほとんどであり、駐車場を用意するという概念がある施設ばかりです。その駐車場も車一台一台分に枠線を引いて止めやすくしてあり、そこにマナー良く止めるのが文化です。 仮に駐車場一台分のスペースで3台止められるというゴードン・マレーT25を持ってきたとしても、一台分のスペースにT25を一台止めることになるわけですよ。

また、小さくて幅が無いからといって、片側2斜線の道路の路肩や車の間をすり抜けることが許されるとも思えません。

結局小さくても、軽自動車1台としての扱いしかできないわけで、それだったら税金などが同じである通常の軽自動車のほうが大きいし人も乗れるし荷物もつめるしメリットが大きいんですよね。スズキのツインがあっという間に姿を消したことはそういうことだと思います。

なのでヤマハのMOTIVも、うーんどうするのこれ…、という感覚もあります。

超小型モビリティ

新しい規格として検討してるとかなんとか

http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000043.htmlwww.mlit.go.jp

techon.nikkeibp.co.jp

ただ、ヤマハのMOTIVもゴードン・マレーT25も、この超小型モビリティの枠には収まらないわけで、結局のところ使い勝手の悪い軽自動車・普通乗用車になっちゃうよね。車好きとしては面白くもなんともない展開なんだよなー。内燃機関の夢は終わらないのにー!

排気量も125ccですかー、屋根付のビッグスクーターを4輪にした感じのイメージなんですかね??

ああ、そういえばこれに当てはまるような車両が近所のセブンイレブンに配達用って感じで置いてあったなー

autoc-one.jp

密閉型じゃないと雨の日いやだなー、って考えは無いんだろうかとちょっと思ったよ。

でもさ、結局のところ、税金面での大幅なメリットや、道路や駐車場にてメリットが受けられないのであれば、軽自動車より小さくバイクより大きい自動車はまったくもって購入をそそられないですよね?? 国もちょっと決めかねてると思うけど、やっぱり法律の整備と一緒に決めていかないとなかなか進まないはなしなのかもねー。