アルテッツァ とりあえずそのまま走らせた話 その1
納車された状態でとりあえずクローズドコースで走らせてみたよ。 さすがにタイヤはスタッドレスタイヤしかついてこなかったので夏タイヤ(廃タイヤ)に交換しましたけど(笑)
実はこのレベルで走れるようになるまで2時間かかりました(汗) いかに今まで楽な車に乗っていたかと思い知らされましたね。
車両の状態
トヨタアルテッツァ RS200 6速MT 前期 足回り:不明ダウンサス&ノーマルショック、社外スタビライザー 吸排気:ノーマル エンジン:ノーマル デフ:純正トルセンデフ、ファイナル4.1 走行距離:12万キロオーバー Fタイヤ:廃タイヤ(BS turanza 215/45R17 4部山 2012年) Rタイヤ:廃タイヤ(BS REGNO 215/45R15 4部山 2000年ぐらい) シート:ノーマル ハンドル:ノーマル
そんな状態でした。
いきなりドアンダー祭り
2時間後の動画ではそこそこ走れてますけど、最初はひどかった。 それはそれはひどかった。 思わず買ったことを後悔するぐらい(笑)
ドリフト用のAE86の場合、かなり手を入れていることもあり、このコースだったらハンドルを少し多めにこじってあげればそれだけでリアが流れ始めるんですよね。そのノリで一発目ハンドルこじったら、きゅぅぉーーっというスキール音と共にフロントが逃げるじゃないですか。
ああ、やっべぇ、このくるまやっべぇかも……
って、深く後悔しちゃったよ、マジで。
もう2・3回やってみたけど結果は同じ…
じゃあ、もうちょっと速度あげてフェイント入れてフットブレーキを使ってみたら?と思ってやってみるも
結果は同じ!
マジかよ…
基本に戻りましょう
とりあえず、定常円旋回ぐらいできる車なのかどうかぐらい確認してみましょう、と気を取り直してみました。
まず1速~、初期にアンダー出ますけどうまくノーズ入れてぐっとアクセル踏んでいけばリアがブレイクします。そのままバランスとって定常円ドリフトは普通にできました。ハンドルの切れ角が足りないということもなく、ちゃんとバランスとれれば無問題。
2速だったらどうかなーと試してみると、フロントタイヤが逃げてアンダーしか出ない…… フロントの廃タイヤがダメなのか、リア足が良すぎるのか、パワーが足りないのか、とりあえず廃タイヤでは語ることが難しいのですけど、2速で簡単にパワードリフトに持ち込めるほど馬力は無いようです。
まあ、AE86だってノーマルだったら……リア足がウンコすぎてパワードリフトできたかも(笑)
何本かやってみましたけど、ダメなもんはダメで、そこはあきらめてきっかけ作りはクラッチ蹴りました(泣)
クラッチ蹴りからパワードリフトに持ち込んで2速の定常円ドリフトは普通にできることも判明、若干操作がシビアではありますが。
とりあえず、クラッチ蹴りからの一方向への旋回ドリフトはまあなんとかできるということです。
曲がったり曲がったり
んじゃ、ジムカーナっぽい感じでコース取って走ってみたらどうだろう、と思ってやってみましたが……
基本アンダー、なんかやってもアンダー
すっげーアンダー強いのね。ひらひら感まるでなし。
“まるでノーマルのAE86みたい!!”
と思いましたよ。
え??っと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、AE86は基本曲がんない車です。
なんていいますか、アクセルONでリアがぐっと沈んでフロントが浮いちゃうんですよね、なのでフロントが逃げるわけ。
AE86と違うのは、ブレーキをかけたときのノーズダイブが少ない(少なくなるようにジオメトリが設計されてるっぽい)ので、ブレーキを残しつつターンインしてもリアが浮かないでリアが食っちゃうのでバランス的にアンダーなわけです。
まあ、低速域だからそうなのかもで、高速域だったらもうちょっとがっつり荷重移動できて変わるかもしれませんが、少なくとも安定性に振った車ではあります。
なので、2速でパワーバンドに入りきらないようなコースだったら、アクセル抜けば曲がるけど、アクセル入れたらアンダーが出る、というまあ「おとなしく走れ!」とメーカーに言われているような操縦性でした。
でも、踏めばリアが食ってアンダーになるっていうのは逆に言うと、ドリフト中でもトラクションがかかって前に進む!という可能性を残すわけで、まあ期待できそうかなーと思ったり(笑)
ところが、その後ややしばらく、結局はアンダーからパワーオーバーへは持っていけないという事実にたどりつくまで、後悔と懺悔とに苛まれたわけなんですけどね(10分ぐらいww