時給764円

自転車は通勤で、ハチロクとは腐れ縁で、ドリフトはたしなむレベルで、カメラはドリフトばっかり撮ってます。

流行りにつられて遅れて乗ってみる

キンコン西野さんが「お金の奴隷解放宣言」なるものを言いました。

私みたいな貧乏人からみたら、それは勝ち組だから言えるんだよ、としか言えません。

まあ、同じようなことは多くの人がウェブ上に怒りをぶち上げてると思いますけどね。

(1)買ってくれた人はどう思う?
25万部ぐらいですか?無料で公開するって事は、21万人が手にしたものを無価値にするってことですよね。25万人の屍の上に立つのはお金を一銭も払わなかった人たちなわけですが、25万人を殺戮するのはお金を受け取った人が行うという………
恩を仇で返すどころの騒ぎじゃないような気がしますけど。
※自腹買取も結構あった上での25万部らしいですけどね

(2)恩だろうが仇だろうが全ての単位を揃えるのがお金
貨幣っていうのは信用の証だと思うんですよね、そういう共通認識があるからみんなお金を使うんだとお思うんですよ。飯を奢るにしろ酒を奢るにしろ、生産者でもない限り貨幣を介してそれらを手にして奢るわけですよね。貨幣をというシステムがなければ現物での交換システムまで逆光するわけなんですけど、それもわかってあの言葉の選び方なのかなーと………

(3)性善説なんて信用してはいけない
とりあえずそれがメインの仕事でないから「気に入らなければ金はいらん」って言えるわけで、まあそれはありとあらゆる人が指摘してるけど。んじゃ、実際にそれで運用してみたら、今もやってるかわかんないけどお笑いの仕事とかDVDとかもタダでお願いされて、おそらくタダ働きの仕事で1年が埋まるわけだと思うんだよね、そこまでやり込められないと気がつかないんだろうなー

(4)公務員と先生と芸能人は世間一般の感覚とはかけ離れている
前に大阪の方で「無償」でクリエイターを募集してたことありましたよね。
あれも、「無償」という言葉が間違いでは無いけど選び方を間違った言葉だと思うんですよね。いかにも公務員的な言葉の選び方だと思うんですよ。間違ってないし、嘘を言っているわけではないし、逆に変に期待させる言葉も使ってはいけない、そういう自己を守るための言葉の選び方であり、受け取り側を意識していない言葉なんですよね。
んで、これに対しても「無償で募集」であって「無償で依頼」じゃないからいいじゃん、と言ってたらしいですけど、それもやっぱりそれを生業としている人とはかけ離れた感覚なんじゃないかと。それを生業としている人間から見たら、公の機関からは「金を払う価値がない仕事」とみなされた感覚で、そんな感覚が世に広まると食っていけないわけですよ、舐められたら終わりなんですよね。
区には区の都合があって「無償」で募集してたわけですが、無償で募集される側の気持ちは一切想像してないわけですよ。でも、応募があろうがなかろうがこれを企画した公務員は食いっぱぐれないわけで、だからこそのこの受け手を考えてないない文面なわけですよ。
結局は、公務員とか学校の先生とか芸能人のように、世の中の大多数の人間とはかけ離れた感覚の人間だけで作り上げた生態系に長く居ちゃうと、やっぱり少しづつ大多数の凡人とはずれていくんだなと………



で、よく炎上してる芸人らしいですけど、この人の漫才とかコントとかみたことないんだよなー
あんまり興味ないけどね………